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実験コーナー
2021.01.13
被覆熱電対線を逆に接続したらどうなるか。
2021年は月に1回、お客様より定期的にお問い合わせをいただいている内容について、実際に実験を行い、その結果をご紹介していきます。
今回のテーマは「被覆熱電対線を逆に接続したらどうなるか」です。
・使用製品
0.32 ×1P K-2-6F-J2 (従来品名:0.32 ×1P K-6F)
・使用コネクタ
ツインター ミニチュアタイプ
正接続 → NDP-P02-KA (黄 ASTMカラー)
逆接続 → NDP-P02-K (青 JIS区分2カラー)
〇検証方法
被覆熱電対線とコネクタを接続する際、以下のように「青」コネクタは、「+」と「-」を逆に接続する。
黄:正 青:逆
①空気中の温度計測
正(黄):23.7℃ 逆(青):28.3℃
→逆に接続した「青」は、正しく接続した「黄」よりも高い温度が表示された。
②お湯の温度計測
正(黄):59.0℃ 逆(青):-10.1℃
→逆に接続した「青」は、マイナス温度表示となっており、明らかに正しくない温度を表示している。
〇結論
被覆熱電対線を逆に接続すると、空気中では高い温度が非常され、水中では低い温度が表示された。
接続を逆にした場合、明らかに誤った温度が表示される為、配線される際は、必ず「+」「-」を正しく
接続してください。
以上です、次回もお楽しみに。
上記実験を動画化しました、こちらよりご覧いただけます。