二宮電線工業株式会社 Ninomiya Electric Wire Co.,Ltd.60th Anniversary

NS加工品

シート状被覆熱電対 シールタイプ

耐熱温度※
NSH / NSMH:200℃

製品特徴

セパレータを剥がすだけで貼付け出来る簡単仕様、セパレータはシート本体より大きく剥がしやすくなっています。
繰り返し貼り直すことも可能です(使用回数は使用環境等により異なります)

  • 種類
    K熱電対
    シート部サイズ、スタンダード・ミニチュアの2種類の選択が可能。
    T熱電対
    シート部サイズ、ミニチュアのみに対応。
  • 耐熱温度
    一般用・・・200℃までの温度測定が可能
    (リード線の最高使用温度は260℃となっております)アウトガスの発生も殆どありません。
  • ご使用に最適な長さの被覆熱電対線の片端末を温接点としているため、リード線を別途用意する必要なし。
  • フッ素樹脂PFAを絶縁体とした被覆熱電対線は、260℃の耐熱性を持ち、耐薬品性にも優れています。 また、ツイストペア構造により電磁誘導によるノイズの軽減が可能。
  • 片側むき出しや熱電対コネクタ付(当社オリジナル製品のツインター)、Y端子付などお客様のご要望の端末処理にも対応。温接点を絶縁しないタイプなども選択可能。

製品のカットサンプルもご用意しています。
ご希望の方はこちらからお問合せ下さい。 担当:大橋(本社営業部)

製品概略図例

K熱電対 一般用スタンダード片側むき出しタイプ
K熱電対 一般用ミニチュア片側コネクタ付タイプ
T熱電対 一般用ミニチュア片側Y端子付タイプ

製品仕様

K熱電対 T熱電対
一般用 一般用
スタンダード ミニチュア ミニチュア
シート部 寸法 約 20 x 10 約 14 x 10 約 14 x 10
シート部 厚さ 約 0.35 <- <-
リード線 素線径 0.2 <- <-
リード線 仕上外径 約 0.9 <- <-
リード線 長さ ご指定の長さ <- <-
測定温度 200℃ <- <-

単位=mm

※ リード部の最高使用温度は260℃となります。

製品記号の付け方

  1. グレード/シート部サイズの選択

    NSH ・・・ 一般用スタンダード
    NSMH ・・・ 一般用ミニチュア

  2. 熱電対の種類を選択

    K ・・・ K熱電対    T ・・・ T熱電対(NSMHのみ)

  3. 端末処理方法の選択

    N ・・・ 切りっ放し  M ・・・ むき出し  Y ・・・ Y端子付(M4)
    P02 ・・・ 熱電対コネクタ付(ミニチュアプラグ)

  4. リード線の長さ

    ご希望の長さをご指定下さい。(単位mm)
    リード線の詳細仕様は下記表を参照下さい。

リード線仕様

項目 単位 規格・構成 材質・備考
K熱電対 T熱電対
導体 表面処理 DF処理
材質 +側 ニッケル・クロム合金
ー側 ニッケル合金 銅ニッケル合金
構成 本/mm 1/0.2 1/0.2
外径 mm 約 0.2 約 0.2
絶縁体 厚さ mm 約 0.05 約 0.05 フッ素樹脂
PFA
外径 mm 約 0.3 約 0.3
識別 (+)赤 (-)青 (+)赤 (-)茶
対撚り 2芯撚り外径 mm 約 0.6 約 0.6
外被 厚さ mm 約 0.15 約 0.15 フッ素樹脂
PFA
外径 mm 約 0.9 約 0.9
識別 透明 透明
仕上外径 mm 約 0.9 約 0.9
電気特性 往復導体抵抗
(20℃・標準)
Ω/m 31.5 16.5 JIS C 1610
絶縁抵抗
(20℃・最小)
MΩ・km 1000 1000
許容差 -40℃以上
+333℃未満
±2.5
-40℃以上
+133℃未満
±1
333℃以上
1200℃未満
0.0075×|t|
133℃以上
350℃未満
0.0075×|t|
100℃の規準熱起電力 μV 4096 4279 JIS C 1602

※ 製品仕様や発注方法、技術的な内容などは営業部までお問合せ下さい。

粘着力について

初期値 180℃ 200℃
粘着力(N/10mm) 5.10 6.54 6.85
変化率(VS初期値) 128% 134%
変化率(VS180℃) 105%

*試験方法はJIS Z 0237 を参考に社内にて実施。 試料はテープ単体。
*初期値は貼付後2時間以上室温にて放置。 加熱条件は1時間加熱後、室温にて1時間放置。 数値はn=3の平均。
*数値はあくまで実験値となり保証値では有りません。 各ユーザー様のご用途やご使用内容により異なります。

繰り返し貼り付け耐久力

*試験方法は粘着力試験で使用した同一試験片を200℃-1時間加熱・室温-1時間放冷のサイクルで繰り返し粘着力を測定。 繰り返しは20回までとし、数値はn=3の平均。
*図は繰り返し貼付の粘着力の変化率。初期値(0回目)を100%とした時の推移を示した。
*数値はあくまで試験環境下での実験値となり保証値では有りません。 各ユーザー様のご用途やご使用内容により異なります。

使用例

※ 貼付け方により測定温度に差が生じる場合がございます。