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実験コーナー
2022.02.09
応答速度シリーズ②(ガラス編組被覆編)
2022年も月に1回、お客様より定期的にお問い合わせをいただいている内容について、実際に実験を行い、その結果をご紹介しております。
■導体径違いによる応答速度の比較
〇仕様製品
・K型被覆熱電対線
・導体径(サイズ)
0.1mm/0.2mm/0.32mm/0.65mm
・被覆材質
ガラス編組被覆
〇検証方法
ガラス編組被覆熱電対線で導体径の異なる被覆熱電対線を各1本オイルバス校正炉に挿入し、応答速度を観察する。
※結果における上記値は、あくまでも今回の実験結果の値であり、保証値ではございません。
〇考察
今回の実験結果より、以前に実験を行ったビニル被覆同様、導体径の細い被覆熱電対線ほど、応答速度が速い事が証明された。
一方で導体径の細い被覆熱電対線ほど、加工が難しく、また脆いため断線のリスクも高く注意が必要。
なお、以前に実験を行ったビニル被覆の応答速度の結果と比べると、差が大きくなっている。これは試験に使用した機材が異なる事による差であると考えられる。
※繰り返しとなりますが、実験結果はあくまでも参考値であり保証値ではございません。
※ビニル被覆熱電対線応答速度実験
https://www.ninomiya-ew.co.jp/information/791/
被覆熱電対線のサイズを選定する際は、応答速度と加工性のバランスをふまえて選定頂きます様お願い致します。
次号もお楽しみに。